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入院

中村病院では、3病棟・180床体制で精神科入院医療を行っています。

こころの不調によりご自宅での生活が難しくなったときや、集中的な治療や療養が必要なときに、安心して治療に専念できる環境を整えています。

入院中は、医師・看護師・薬剤師・作業療法士・精神保健福祉士・管理栄養士・公認心理師などの国家資格を持った多職種が連携し、患者さま一人ひとりの状態に合わせた治療やリハビリ、生活支援を行います。

入院について

当院の入院治療は、急性期の精神症状の安定から、回復・維持期のリハビリテーション、退院後の生活を見据えた環境調整、さらには実際に入院治療を終えて退院後の生活支援まで、グループ全体で切れ目のないサポートを行っています。「入院したら終わり」ではなく、退院後に安定した生活を続け、患者さまが希望する人生を送れるように支援することこそが、治療の最終的な目標だと考えています。

入院についての詳細は、以下の各ページをご確認ください。

病棟のご紹介

当院は2〜4階の3病棟・180床体制で入院医療を提供しています。2階病棟にはストレスケアユニットを設けており、急性期の症状に対応しています。3階病棟は閉鎖病棟で、安心して治療に専念できる環境を整えています。4階病棟は開放病棟となっており、回復期・維持期の患者さまを中心に、退院後の生活を見据えている患者さまや比較的病状が安定している患者さまが療養できる環境となっています。患者さま一人ひとりの病状や回復の段階に合わせた入院環境を整えています。

病棟のご紹介について詳しく

入院のご案内(持ち物・費用など)

入院時に必要な持ち物・入院セット・病室の種類と費用・お支払い方法・面会などについてご案内しています。

入院のご案内について詳しく

退院後のフォロー

退院後も訪問診療・訪問看護・デイケア・グループ内関連施設など、様々なサービスを組み合わせながら継続的に支援します。精神保健福祉士が中心となり、退院前から退院後の生活設計を一緒に考えます。

退院後のフォローについて詳しく

入院が必要になる主な状態

以下のような状態がみられる場合、より安心して治療や療養に取り組んでいただくために、入院による治療をご提案することがあります。

  • 「死にたい」という気持ちが強く、ご自身を傷つけてしまう心配がある場合
  • 食事が十分に摂れず、体重の減少がみられる場合
  • 幻覚や妄想の症状が強く、日常生活に支障が出ている場合
  • 心身の不調により、身の回りのことが難しくなっている場合
  • ご家族に気を遣った結果、無理を重ねてご自身の治療に専念できず、ご自宅を離れてゆっくり療養する時間が必要な場合
  • ご家族との関係や距離感に悩むなど、離れて過ごす方が安心して療養ができる場合
  • お薬の管理が難しく、服薬が続けられなくなっている場合
  • ご本人が入院を希望する場合
  • ご家族が入院を希望し、医師がその必要性を認めた場合
  • また、病状の悪化時だけでなく、次のような目的で入院をご利用いただくこともあります。
  • 電気けいれん療法(ECT)を希望される方
  • クロザリルによる治療を希望される方
  • 生活リズムを整えたい方
  • 日常生活から少し離れ、落ち着いた環境で療養したい方
  • ご家族の入院や療養などの事情により、一時的な支援や見守りが必要な方

入院が必要かどうかは、医師が病状や生活状況など確認しながら総合的に判断いたします。「入院した方がよいのかわからない」「まずは話を聞いてみたい」という場合も、お気軽にご相談ください。

入院の流れ

STEP 1 入院相談

  • 入院をご希望の場合は、まず当院へお電話にてご相談ください。
  • 外来通院中の方は、外来担当医にご相談いただいても構いません。
お電話でのご相談・ご予約(代表)048-982-3011

自動音声ガイダンスが流れます。「3」を押してください。

STEP 2 診察

現在の症状や生活状況をお伺いしたうえで、医師が診察を行い、入院の必要性や適切な治療環境について検討いたします。最終的にご本人・ご家族のご希望とともに、入院の可否を決定いたします。

STEP 3 入院手続き

入院日が後日になる場合には、事前説明を行い、スムーズにご入院いただけるようにご案内いたします。入院決定後は、入院日に法定で定められた事項を告知した後に、入院受付にて手続きを行っていただきます。手続き終了後、病棟スタッフが病室へご案内し、入院生活についてご説明いたします。入院に必要な書類や持ち物についてもご案内いたします。

STEP 4 入院治療・療養

医師・看護師・精神保健福祉士・作業療法士などの多職種が連携し、患者さま一人ひとりの状態に合わせた治療や支援を行います。必要に応じて薬物療法・精神療法・作業療法などを実施いたします。ご家族に対しては、入院中にも病状説明や持ち物持参の依頼などのためにご連絡をさせていただく場合があります。

入院に関するご相談は、お電話または医療福祉相談室までご連絡ください。ご本人だけでなく、ご家族からのご相談もお受けしています。

多職種チームで支える入院治療

入院中は、医師・看護師・作業療法士・精神保健福祉士・管理栄養士・薬剤師などの多職種が連携し、患者さま一人ひとりの回復を支えます。

医師は診察や治療方針の検討、薬物療法などを行います。

看護師・准看護師は24時間体制で病棟での生活を支え、日常生活の援助や服薬管理、体調や病状の変化への対応を行います。看護助手も日常生活の援助について、協同で行います。

作業療法士はさまざまな活動やプログラムを通じて、生活機能の獲得・回復や社会生活への適応を支援します。

精神保健福祉士は、退院後の生活や利用できる制度・福祉サービスについてご本人やご家族と一緒に考えます。

管理栄養士は、患者さまの状態に合わせた栄養管理や食事面でのサポートを行います。

薬剤師は、お薬の効果や副作用を確認しながら、安全に治療を続けられるよう支援します。

また各職種が定期的に情報を共有しながら、その時々の状態に応じたよりよい治療や支援について話し合っています。

公的支援制度のご案内

入院費についても、高額療養費制度を利用することで、医療費の負担を軽減できる場合があります。

高額療養費制度をご利用の際は、事前に限度額適用認定証を申請しておくと、医療機関の窓口でのお支払いを自己負担限度額までに抑えることができます。

また、マイナ保険証(マイナンバーカード)をご利用の場合は、受付時に限度額情報の確認に同意いただくことで、当院で限度額を確認できるため、限度額適用認定証の申請は原則不要です。

費用のことが心配で入院をためらっている方もいらっしゃるかもしれません。利用できる制度をご案内いたしますので、ご不安なことがありましたら医療福祉相談室へご相談ください。

公的支援制度について詳しく

入院の種類

精神科の入院では、患者さまに必要な治療を受けていただくことと、患者さまの自由や権利を守ることの両方が大切です。そのため、不当な人権侵害や不必要な制限を防ぎながら適切な医療を提供できるよう、法律で定められた入院形態があります。

多くの場合はご本人の意思による入院ですが、症状によっては、ご自身で適切な判断をすることが難しくなり、治療や休養が必要になることもあります。そのような場合でも必要な医療を受けられるよう、精神科には法律で定められた入院制度があります。

どの入院形態であっても、患者さまの気持ちや権利を大切にしながら、安心して治療を受けていただけるよう配慮されています。

ここでは、それぞれの入院形態についてご説明します。

任意入院

患者さまご本人の同意のもとで入院する方法です。ご本人が入院による治療を希望される場合に行われる、最も一般的な入院の形です。

医療保護入院

病状の影響により、ご本人が入院の必要性を十分に判断することが難しい場合に、ご家族などの同意を得て行われる入院です。症状が強く、ご自宅での生活や治療の継続が難しい場合などに検討されます。

措置入院

病状の影響により、自らを傷つけてしまったり他人を傷つけてしまったりする可能性があって、ご本人や周囲の方の安全を守るために緊急の入院が必要と判断された場合に行われる入院です。法律に基づき、規定の過程を踏んだうえで、都道府県知事の決定によって行われます。

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